石川直宏選手 引退
こんにちは。
私、サッカー好きです!
中でもJリーグが好きです!日本人なので!
中でもFC東京好きです!(やはり東京だから)
そしてやっぱり、石川直宏選手(ナオ)が好きです!
なぜって人間的にも大好きだし、
人生を魅せつけてくれた人だから。
セルジオ越後氏曰く、
「Jリーグで、これだけ何度も、
どん底から這い上がってきた選手はいない!」
8月に今シーズン限りの引退を発表し、
ついに、リーグ最終節の日がやってきてしまいました。
J1は12/2(土)ホーム・味の素スタジアムで、
J3は12/3(日)思い出の駒沢オリンピック公園陸上競技場で。
仕事で行けない予定でしたが、
2日間とも奇跡的にその時間が空き、
スタジアムへ!
石川直宏こと「ナオ」
横浜Fマリノスユースから昇格し、
2002年、当時の原監督に見込まれて、
スピードスターとして、
まだ、J1昇格3年目のFC東京へ。
東京の右サイドを駆け上がる、その姿は、
躍動感があり、
観ている者を魅了しました!
私も週末には、
そんなナオの躍動する姿と、泥臭く上位クラブを叩く、
新興クラブFC東京に魅せられて行きました!
やがて、ナオの勇姿は。
当然ながら、
日本代表ジーコ監督の目に留まり、
WCドイツ大会を目指した日本代表に呼ばれました。
そして、アテネ五輪U23日本代表へ。
グループリーグ敗退が決まり、
泣きじゃくる若いナオの姿に、
私も涙を流しました。
そして、アテネイヤーの2004年。
FC東京はナビスコ杯初制覇を果たす。
多分、そのまま行けば、海外移籍も実現し、
まさに、日本サッカーを変えるのは、
ナオだったはず!
しかし、2005年の横浜で1度目の悪夢。
右ひざの靭帯と半月板を損傷、全治8か月の大けが。
約1年の離脱を余儀なくされる。
でも、サポーターの
「俺たちはナオを待っている。」
の横断幕を胸にリハビリを続け、
2006年、福岡で復活!
また味スタの右サイドを沸かせる日が戻ってくる。
そして、2009年・・・・
この年ナオは大ブレイク!
サイドだけでなく、
中に切れ込む動きも体得し、
ゴールを量産する!
そして1度目のケガの前以来、数年ぶりに、
WC南アフリカ大会での飛躍を誓う、
岡田日本代表に招集される。
いよいよ、2010年のワールドカップで!
ナオの雄姿が観れる!
そして、長く言われてきた、
日本代表の得点力不足を解消する!
多くの人がそう感じたはずです!
そんな時ほど、悪いことが起きるのもまた人生。
忘れもしない、2009年10月17日。
その年、FC東京はリーグ初制覇を目指し首位争いを繰り広げ、
ホーム味スタに、柏レイソルを迎える。
私も気合を入れてスタジアムに乗り込んだ。
この試合も、東京は絶好調
すでに3ゴールを挙げ、
4点目、ゴール前での浮き球を、
ナオが倒れこみながらも、
ループでゴーーーーール!!!!!!
しかし、スタジアムは静寂に包まれた・・・・。
ゴールが決まり、しかもナオが決めて。
絶叫するはずのスタジアムが静まり返る。
ナオが動けない。
前にやったあの膝の場所を押さえて、
立ちがあれない。
手でバツ印が出される。
ナオは担架に乗ってピッチを後にした。
試合は4-0で東京が勝った。
でも、
ホームチームが勝利したスタジアムから、
帰る人たちに笑顔がない。
誰もが自分のことのように、
絶望した。
でも、WC南アフリカ大会を目指し、
ナオは半年でピッチに戻ってくる。
ただ、チームもナオもパフォーマンスは上がらず、
2010年、WC南アフリカ大会にナオは呼ばれず、
なんと、FC東京も史上初のJ2降格となる。
だが、どんな時でも、
ナオはチームを引っ張り。
J1に再昇格を果たしたチームは、
セルビア人監督から、
2014年、イタリア人監督に変わり、
徹底的に1点を守る抜くという、
新たなスタイルを取り入れ、
2015年、アカデミーから昇格してきた選手たちがブレイクし、
優勝、少なくもACL出場圏を獲得するレベルの戦いを繰り広げる。
そんな8月の代表戦ブレイクの間に、
FC東京はドイツ遠征を敢行し、
ブンデスリーガのフランクフルトと対戦。
善戦する中で、ナオ3度目の負傷。
きっとナオはその時、引退を決意したのだそうだが、
故松田直樹さんの言葉をイメージし、
猛然とと3度目の復活の道を選ぶ。
そして…
そんなナオとともに、築き挙げられてきたFC東京が、
苦しんで苦しんで苦しみ抜いた今年2017年。
その最終節、ナオは、またしても復活を果たす。
しかし、それが最後の躍動だった。
今、私が見てきた、
ナオのサッカー人生をまとめて見て思ったが、
これはノンフィクションだ。
思い出を書くだけで、
1つの作られたような物語になる。
そして、涙が止まらない。
当然、ナオのサッカーの歴史と共に、
自分の人生も思い出す。
あーあの時は、あーだった!
あの時は夢に向かっていたな。
躍動していたな、楽しかったな、って・・・・。
逆に、
あの時はツラかったな。
よく乗り越えたな、
自分でもよくやったな。
だから
また良い事が起きたのかな?って・・・・
実は2009年のあの時期には、
私も人生において最大にツライことがあった。
そんなことも乗り越えてこれた。
まさに、
人生を持って、
私たち一般人にも、
生きることの楽しさや辛さを教えてくれた選手。
ナオしかいない。
試合後の引退セレモニーで、
彼は最後に言いました。
「悔いはない!
笑顔でスタジアムから帰ろう!」
と。
この1年、
あまり笑顔の無かった、
ホームスタジアムに爽快な風を吹かせ、
笑顔を取り戻させ、
また来シーズンを楽しみにしてくれた。
そんな人間性こそ!
ナオの壮絶なサッカー人生で、
築かれたものなのでしょう!
セカンドキャリアも楽しみですし。
また、2018年シーズン開幕が、
待ち遠しくなりました。
最後に、
私もナオの活躍、挫折、復活を何度も見て、
人生頑張って来れました!
感謝いたします!
ありがとう!ナオさん!
また笑顔のスタジアムで!
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