実家への旅
こんにちは。
私は北海道の生まれですが、
住んでいたのは生まれてほんの少しの期間です。
小学校から大学卒業まで。
さらに社会人になって少しの間、
東京都の都下、稲城という街で、
父親が建てた一軒家で過ごしました。
言うなればそこが私の実家です。
姉が嫁に行き、
私も転勤や結婚などで家を離れ、
両親2人になり、
父親が早くに旅だってからは母親1人で住んでいました。
そんな母親も数年前に旅立ち、
その実家には住む人が居なくなりました。
私もどうしょうかと悩んだ挙句、
私たち家族の思い出が詰まった家だし、
しばらくしてリフォームして、
人に貸すことにしました。
両親が生きているうちは、
やはり様子見などに、
たまには帰っていました。
2人が旅立ってからは、
家の安全や、後片付けに、
また当然リフォームの間は、
進捗の確認に、
良く「里帰り」する機会がありました。
近くの道を歩いてみたり、
通っていた小学校に行ってみたり、
やはり「里」だと感じたものでした。
しかし、人に貸してからは、
当然ですが、全く行く機会が無くなります。
北海道や鹿児島は親族や知人がいるので、
会いに行きますが、
本家の稲城にはだれもいない・・・。
となると、本当に行く機会がないものです。
先日、仕事で府中に行きました。
京王線とか多摩川を超える感覚とか、
久しぶりに懐かしく感じました。
かつて育った街には、
今、新しくそこで生活する方々が、
当然ですが入れ替わっています。
感じるのは、
このような環境の変化があり、
時代は流れて行くもの。
家を出てからの時間の方が、
圧倒的に長くなりました。
自然の原理ですかね。
実家のある街に行くのも旅になってきました。
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