誰がアパレルを殺すのか?
こんにちは。
「誰がアパレルを殺すのか?」
かなり強烈なタイトルのこの本。
読み始めると一気に読破してしまいました!
その業界にいたからよくわかる。
身に染みてわかる。
ただ、この本はアパレル業界のみならず、
最近、少し厳しくなってきた企業の状況を、
的確に捉えていると思われる内容でした。
あくまで私見ですが・・・
ざっとこんな感想です。
既得権益を守ろうとする保守派。
ヤバいと気づき声を上げる新興派。
わかっていながら動けない中間派。
いつの時代もこの構図。
でも、必ず古くなったもの、
時代からおいて行かれた制度は、
立ち行かなくなり、
新興改革派のリーダーが新しいシステムを創造する。
保守派も、遅まきながら気づき、
重い腰を上げて、
それを模倣しようとするが、
時すでに遅し。
そしてその保守派の人たちの時代は終わる。
新しいシステムに替わって、
良い所は新興派の方の方が、
いろんな角度からモノが見れて語れるということ。
これまで保守派でトップにいる人は、
その業界を生き抜いてきた人たちの中でのトップ。
そえは素晴らしいことだが、
残念ながら、他の業界や、
もっというと、新しいスタイルがわからない。
(場合が多い)
そういう意味では、
トップの人たちも、
他社や、他業界へ、
出向するなり、
レンタルするなどして、
違う発想や、
新しい感覚を養うべきでしょう。
古い慣習の業界に、
新しい(違った)感覚を持ち込んだ企業は、
その新しい発想を武器に、
ある程度、成功しているように思うから。
そんな、
アパレルだけに限らず、
日本経済の構図が書いてありました。
社会人30年生の、あくまで私見です。(笑)
深く考えさせられた書籍でした。
0コメント