楽しい比喩表現

こんにちは。


今日はMJでなく、

本家、日経新聞から。


バブルの崩壊後、

また百貨店神話が崩れ出してきてから、

新たなファッションの波を作った、

「ファーストリテイリング」=「ユニクロ」。


さらに、新たな価格帯と、

斬新な売り方で、

成長してきた「GU」。


ここ2年連続で30%超えの増収だったそうですが、

今期は営業減益に陥るらしいです。

(ま、アパレルなんてそんなもんなんで・・・・)


そのGUの事業説明会で、

柚木社長が会見しましたが、

またこの発言が実に考えさせられる。


2006年の誕生以来、

物凄い成長を果たしてきたGU。

(12~16年までの4年間で売上3倍、営業利益3倍にしたそうです!)


そのヒット商品の象徴は、

15年のヒット作「ガウチョパンツ」!!


その売り方は、

「ガウチョ」を連発するCMで、

消費者に印象付け、

試験販売して好調なら一気に増産する。

という作戦。

これが大成功!


16年の「スカンツ」も同じ手法で、

一気に大ヒットしたそうです!


ただ、その手法は今や通用しないそうです。

(わずか1年ちょっと前ですよ!)


今の主流。

SNSなどの個人発信情報に、

流行や関心が一気にシフトチェンジ。


社長の言葉を借りれば、

画一的な大衆への情報に、

「消費者が躍る時代は終わった」

のだそうです。


つまり、

これまでは「ホームラン」が出れば良かったのですが、

今や、なかなかホームランは出にくくなったそうです。

(さっきも言ったがたかだか1年です。

その波はもう数年前から来ていたのでしょうが・・・・)


これからは「ツーベースヒット」を、

たくさん打っていくことが大切だとのこと。


私が感じたのは、

「完全に踊らされてきた我々世代」が(笑)、

変化に気付けるのか?ということ。


ホームランが打てなくなった、

ではツーベースでって・・・・

ホームランが出なくなれば、

当然ツーベースも打てませんよね?


好調なうちに、

ここにどう気づき、

どう新しい監督や選手を使うのか?

まさに世代交代が、

ビジネスの世界にもやってくるのです。


しかも、それは、

これからの時代、

下手をすれば、

毎年毎年やってきます。


そこについていくのは並大抵ではないでよね?

一瞬のスキも許されない!

ホント、大変な時代です。


トップや、

ブランドの責任者が、

辞めたところで、

そのブランドや企業、残る従業員は、

長く続かなければならないのだから・・・。


トップに立つ方は重責ですね!


でももっと感心するのは、

この会見の言葉、最高ですね!

やはり、

こういう比喩がうまく使えてこそのトップかな?


すべてがファッションですから!?


「消費者が踊らされる時代はすでに終わっていたらしい」

今日も一歩前進、感謝です。

ファーストピース株式会社

Take Another Step Forward